年の差恋愛の果てに

欠損バーで名古屋に行くついでに・・・


またぞろ事件現場めぐりをしようと思った。
今回は昭和7年の「首なし娘事件」。
Wikipediaにも項目が立っている事件である。
余りにも凄惨な事件なので、詳細はWikipediaなり無限回廊なりを見ていただくとして・・・

この事件で特に気になったのは「44歳男と19歳女の恋愛」である。
昔なんて、〽十五でねえやは嫁に行き・・・ なんて童謡で歌われているくらいなので、さほど珍しい話でもないのかと思ったら、やはり難しいことだったようである。
下掲の新聞記事にもある通り、

恋しい彼女は廿四も年下の吾子のような小娘である。娘の親としてもとても嫁には呉れまい。

といった状況に、44歳男は思い悩む。

そして、岐阜県境の犬山橋近くの冬季休業の掛茶屋で自殺死体となって発見されて以降の報道(新愛知新聞と名古屋新聞 S7.3.6~8)を見てみたい。

現在の報道のような言い方をすれば、周囲からは「とてもそのような事をするような人には見えませんでした」と言ったところだろうか。

44歳男は小心者であり、そして信心深い男だったようである。

それで、岐阜県関市にある迫間不動尊にお参りを果たしてから自殺・・・ ということに相成ったらしい。
事件のあったあたりから、迫間不動尊まで、Googleマップで調べると徒歩で7時間以上かかる距離である。それとも新名古屋駅が開業する前の柳橋か押切町から名電にでも乗ってここまできただろうか。
犬山橋は大正14年に竣工しているというので、鉄道共用であったこの橋を渡って迫間不動尊を目指したのだろう。
また、現在の犬山遊園駅は「犬山橋駅」として報じられている。同駅が「犬山遊園駅」に改称されるのは、戦後の昭和24年の事となるようだ。
にしこくんの中の人は、警察マターだけにデカレンジャー出身のチームYジャスミン

昔は道路も一緒に走ってた犬山橋だブーン🚃🚗 #犬山橋 #犬山 #岐阜 #名鉄 #旅するにしこくん js

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欠損が好きでもグロは苦手な自分は、詳細部分についてはリンクした資料などを当たって頂くとして、兎も角も44歳男は、殺した19歳女の頭髪と眼球を携えて冬季休業の掛茶屋を選んで入り、そこを自らの終焉の地とする。
資料によれば、「犬山橋から1町ほど上流の川沿いの掛茶屋」とあるので、おそらくはこの辺りではないかと思う。
「見晴亭」と名付けられていただけに、日本ラインの非常に風光明媚な場所である。
犬山の諸寺も近く、全くもって普通の観光地となっている。

ちなみに、この事件の余韻が冷めやらぬ3月7日、今度は東京で玉ノ井バラバラ殺人が発生しているようである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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