今日の東ティモールの首都ディリは、朝からおおむね曇りの空模様となっています。未明の気温は22度前後でやや涼しく、朝方には一時的に晴れ間がのぞく時間帯もありますが、全体としては雲の多い天気が続く見込みです。午前中は21〜24度程度の過ごしやすい気温が予想されており、強い日差しにさらされることはなさそうです。
昼前から午後にかけては、気温が徐々に上がり、最高気温は30度近くまで上昇する見通しです。ただし、午後になっても雲は広がったままで、完全に晴れることは少なく、時折晴れ間が差す程度にとどまりそうです。日差しは控えめですが、蒸し暑さを感じる時間帯もあるため、屋外での活動には水分補給を心がけたほうがよいでしょう。
全体としては、終日どんよりとした空が広がり、スコールのような激しい雨は予想されていませんが、湿度が高くなりやすいため、通気性のよい服装で過ごすのが快適です。
クアラルンプールを2時15分に出るはずの行きの飛行機が、5時10分にディレイすると言うので、第1ターミナルのG2ゲートの前で寝ながら待っていることにした。
いつの間にか、マレー系の女性が増えていた。
しかし、4時になる頃には、そんな女性たちもいなくなっていた。
一体どこに行ったんだろう。
そろそろゲートが開くかと思ってみてみたら、新しいゲートが変更になっており、G10ゲートになると言う。
それはまた…
ともかくも、G10ゲートの前に移動することにする。
東ティモールのへの道は、かくも遠い。
4時20分、ゲートが開きだす。
このゲートのところで、厳重な手荷物チェックをするというのは、マレーシア式なのだろうか。
そして出発ロビーへ。
カメラのバッテリーが切れそうになっているので、せめてもの充電をすることにする。
そして4時50分、搭乗開始。
大して充電もできなかった。
機内は結構空きがある。
改めて、この機内で寝直すことにする。
それで7時位に目が覚める。
到着するのは10時位なので、さすがに朝食は食べることにしよう。
メニューを見る限りでは、機内食がどれも日本円で1000円位なので、チキンビリヤニでも食べようかと思ったら、それはないと言う。あるのは「Teriyaki chicken with sautéed vegetables」だという。それでは、それを頼むことにする。
カードで支払いしようと思ったら、デビットカードが使えない。借金するタイプのゆうちょ銀行のカードであれば使えた。
そして、機内での時間の過ごし方なのだが、Kindleで雑誌や漫画をダウンロードできるだけすることにしよう。
それも、iPadではなく、iPhoneで見れるものは見ることにしよう。その方が、バッテリーの減りを気にしなくても済む。
何より、日記類は読んでてストレスになるのは、前提となる知識をどこか別のところで調べないといけないということである。
だから前提となる知識を別のところで調べなくて済むタイプの漫画であるとか、鉄道の本であるとかを主にダウンロードしておくことにしたい。
特に、Kindle unlimitedは毎月金を払っているんだから、その分読んだほうがいい。
雑誌的なものを入れ替え、立ち替え読んでいくのが良い運用方法のような気がする。
とりあえず、今あるもので、その条件を満たすものというと、国会図書館でPDF化してきた昭和30年代の新聞ぐらいなのだ。
9時半が過ぎて、ティモール島の山々が見えてきた。
いよいよ着陸体制ということになるのだろう。
そして9時51分に着陸。
外は晴れている。これは決死に手間取るだろう。
それで、ここで充当するのはデコだしのペギーと決めていた。
そして、10時ちょうど、ディリ・ニコラウ・ロバト国際空港に降り立つ。
噂には聞いていたが、ボーディングブリッジがなく、タラップで降り立つことになる。
タラップ側から空港ターミナルを見渡すとまるで撮ることができない。
それで、逆側から撮る事はできた。
まずは、ビザ・オン・アライバルを取得するところから。
結構並んでいる。
その間、ネットを見ようと思ったら、全然つながらない。
ネットの状態が不安定のようだ。
第四世界とはいえ、なかなか先が思いやられる。
ところで、到着ビザなのだが、30ドルであるという。
あいにく、米ドルの持ち合わせがない。カードで良いなら、それに越した事は無いのだが。
案の定、この30ドルのところで引っかかった。
これをどのように解決したかと言うと、一旦空港の待合ロビーまで出て、両替所でドルに変えた。
6000円出したら35ドルだと言うので、30ドルは米ドルで、残りは東モールの金にしてくれと言ったら、25センターボになった。
25センターボと言うと、乗り合いバスであるミクロレット1回分の金のはずだが、ほんとにこれでいいんだろうか。
もっとも、第4世界なので、あまり細かい事は言わないでおくことにしよう。
ともかくも、入国審査まで終えて、いよいよ東ティモールに入ったと思ったら、電子入国カードを出せと言う。
そんなこと言われても、ローミングも通じない国でそんなものが作れるわけがない。
そう思ったら、パソコンが並んでるところに案内された。
ここで作って欲しいと。
電子入国カード自体は訳なくできて、QRコードを作成した。
念のためこれを撮影しておくことにする。
これで、いよいよ東ティモールに入国することができた。
空港のターミナルの大きさは、かなり小さい。
これが1つの国の国際空港だろうか。はっきり言って、稚内空港どころか八丈空港よりも小さい。
外に出るとタクシーの呼び込みが結構うるさい。
ミクロレットで行くと言うと、だったら遠くまで歩いて行けと言う。
炎天下を歩いていくと、ニコラウ・ロバト大統領の銅像のロータリーに出る。
このニコラウ・ロバト大統領は、まるでキューバのカストロのような風格だ。
ところで、welcome to east Timorと書いている看板に、日本人のような名前がある。曰くKANDA MASATO。
へえ、東ティモールの大統領は、パラオと同じで日系人が大統領なのかと思ったら、そうではなくて、アジア開発銀行の総裁であるという。あぁ、あの財務官僚の神田眞人か。神田暴威。
それはともかく、ミクロレットは9番と10番が次々と通っていく。
9番はともかく10番が来るとは思っていなかった。
ただ、10番に関してはどこに行くか分からないので、パスして9番を選んでおくことにしよう。
ほどなくして、青い車体の9番が来たので乗ることにする。
基本的にはワゴン車なので、車内は狭い。
ただし、座席はロングシートのようになっている。その点はマニラのジプニーと同じ。
そのうち、ローミングしていた携帯の電波がつながってきた。ただし不安定。
学校帰りの高校生らしき子供が乗ってきた。
とりあえず、中心部とおぼしきところで降りることにする。
ここはホテルにも近い。
それよりも、昼食をどこかで食べることにしたい。
Google マップを頼りに、それらしき店を探すが、ポルトガル料理が一見あったかと思ったら高級っぽい。
15ドルとかするのだが、中では空調が効いており、白いテーブル掛けとか高級感ありありである。
カードが使えないと言うので、ここはパスすることにする。
隣のカフェは冷蔵庫に入ったハンバーガーとかがある。
まぁ食べれないよりはマシだろうと思い、これを2ドルで書いてミネラルウォーターを1ドルで買う。
そして、日陰のテラスでのんびりとしていることにする。
相変わらずローミングの電波は悪い。
物売りが、ニーハオなどと声をかけてくる。
確かに、イミグレーションでも中国のパスポートは多かった。
それでも、日本人だと認識する人もたまにはいた
この辺は、粗末ながら服屋なんかも複数ある。
このあたりが、東ティモールの原始的な集落から死にたいくらいに憧れた花の都大ディリに出てきたお登りさんが憧れるあたりなのだろうか。
そう思ったら、何やら高級っぽい中華料理店が。
ここならカードを使えそうだ。
それで、牛肉炒飯を食べることにする。8ドル。
そして14時まで時間を潰してホテルへ。
ホテルではすぐにチェックインできた。
ただし現地払いだったようで2泊で152ドルと。
「ここにはタクシーで来たの?」と聞かれたので、「ミクロレットで」というと、「初めてディリに来たんでしょ?」と驚いていた。
ともかくも109号室で旅装を解く。
しばらく充電しつつ、帰りの飛行機でKindleで読みたい本をどんどんダウンロードしていく。
特に、Kindle unlimited。
そのうち、iPhoneは90%に、iPadも50%近くなったので出ることにする。
時刻も15時過ぎている。
ホテルの近くの南北を結ぶ通りには12番のミクロレットが走っており、それはクリストレイに直通する。
クリストレイとは、キリストの大観音のようなものである。
この小さなティモール島で、東ティモールが分離独立しようとしたのは、そのような宗教的な事情もある。
ティモール島の西側のインドネシアは、当然イスラム教だ。
乗り込んだミクロレットは、大音量で音楽をかけている。頭がおかしくなりそうな音量だ。
そして、左手に砂浜の景色を見ながら走る。
そして、客が誰もいなくなり、ミクロレットが止まったかと思ったら、そこはクリストレイの真下の公園であった。
多くの人がくつろいでいる。
クリストレイは山の上にあって、登ることもできるようだ。
ざっと見積もったところ、母島の小剣先山ぐらいの労力で登ることができるのではないかと。
登る途中では、沖縄の亀甲墓のようなモニュメントがあり、キリストに関する何かがレリーフとして描かれている。
登る距離はともかく、登山道の整備という点では、母島以上に整っている。
その点は、さすが1つの国家と言うべきか。
登ってみると、向こう側にディリの市街地を見渡すことができる。
後は降りることにする。
ところで、クリストレイに登る女性は大体スパッツを履いている。
やはりここに登る事は1つの運動と捉えているようだ。
公園に降りると、ちょうどミクロレットが待っていたので乗ることにする。
もはや、モバイルは通じないと思ったほうがよさそうだ。
ネットもやりたければ、ホテルに戻るか、Wi-Fiの使えるカフェにでも寄るしかない。
12番のミクロレットでホテルの近くまで戻ったが、夜に口寂しくなったら何か食べたくなるので、スーパーに寄って何か買うことにしたいが、不安定なネット状況で検索すると、12番のミクロレットが輪になる根元のあたりにスーパーがあるらしい。
では、そこに行ってみることにしよう。
何も12番を待つ事は無い。メインの通りに行けば3番だってある。
それで、メインの通りに行くと、黄緑色の3番がやってきた。
そして、そのスーパーマーケットの近くで降りてみる。
その辺は、ココナツマーケットになっていて、それぞれココナツ農家がリヤカーで運んできて売っているようだった。
そこから舗装していない砂利道を入るとスーパーマーケットがある。
そのスーパーマーケットは何でも売っていたが、クーラーは入っていない。
ネラルウォーターは2リットルで0.4ドル、ドルティアチップスは100グラムで0.8ドル。5ドル札しかなかったのでありがたい。
後はまた12番のミクロレットに乗ってホテルに戻るだけ。
ホテルに戻って夕食。
夕食代まで宿泊代に含まれていたわけではなかったようだ。
それも、前菜・メイン・デザートと本格的なコースになっている。
他の料理は魚が入ったようなのばかりなので、結局フライドポテトにしてしまった。神との邂逅。
そしてメインはベジタリアンステーキにしたが、結局野菜炒めと揚げ出し豆腐のようなのが来た。
部屋に戻って、すぐに寝てしまった。
腹もなしでもできればよかったのだが、あまり夜の東チモールは歩かないほうがいいかもしれない。
今日の決死出演は4名(累計25名)。