六本木は新国立美術館に「ここから アート・デザイン・障害を考える3日間」を見に行く。
「新国立」というだけに、もう前庭からして奮っている。
展示室は数個に分かれていて、「ここから」展は2Eという所で行われる。
内部も数パートに分かれていて、入って一番最初はハンディキャップ・アート(障害者による芸術作品)が展示されている。
そして、奥に入ると東大生産研 山中俊治研究室による「美しい義足」プロジェクトの成果が展示されている。
これは陸上競技用の下腿義足。
美術館での展示なので、ある意味当たり前なのかもしれないが、もはや「アート」然として展示されている。
右側の歯車のような義足は、自転車競技用の義足なのだという。
今年のリオパラリンピックにも出場された高桑早生さん(T44クラス 慶応義塾大学)の義足の開発の過程も時系列で展示。
デザイン的にも美しく、高機能な義足でアスリートを支える。
「アート然とした」方に戻ると、こちらは義手。
高い作業性の他に、軽量性と低コストを実現したのだという。
確かにどんな高機能な義手でも、手が出ないくらい高いとどうしようもないもんね・・