世間では連休が終わっても、こちらは遅い夏休みを取っているので旅はまだ終わらない。
ところでTwitter見てみたらこんな漫画が回ってきた。
厚生労仂省のホームページにある依存症啓発漫画だと。
ガーリーでシンプルな描線で依存症の怖さを書いていく。
優しい夫がアルコールで壊れていく。
ただ、お役所漫画だけにさほど深刻な展開にはならず、友人や同僚など身近に依存症体験者がいて、自助グループに救われていく。
そうやって9話全て見てたら出発の時間が近ずいて来た。
ホテルのバイキングは大した品目もなかった。
まあ新興のチェーンのホテルならこんなもんか。
そして釧路駅へ。
1階のお土産物屋が並らんでいるあたりは、国鉄感が半端ない。
かつては盛岡駅も高知駅もこんな感じだった。
築59年のこの駅は改築されるという話も一切聞かない。
8:19の根室行きは4番線で、1番線と2・3番線にはエスカレーターがあるが、4・5番線にはない。
このこと1つ取っても花咲線の置かれた立場が分かろうというもの。
(決死モデル:チームWBラジエッタ;激走戦隊カーレンジャー出身)
列車はキハ54の2両編成で、2両目はクラツーの団体専用であった。
もうこのキハ54に乗ること自体が団体旅行の目的と化しているわけである。
根室行きは、東釧路までは街らしい風景であったが後は山の中を走って行く。
別保を過ぎると電波も届かないような山奥となる。
ちなみに、車内は各横型座席が1人ずつ埋まる程度の客の入りで、どう考えても地元の客ではなく、根室まで行きそうな旅行客である。
途中の列車交換は茶内だけで、3分停車であった。
茶内であれば根室行きの方がホーム側に到着するはず。
茶内といえば「ルパン三世」のモンキー・パンチの出身地でもあり、それに関する展示が各所でなされている。
(決死モデル:トルソーさんのナイ;魔法戦隊マジレンジャー出身)
茶内に到着すると既に対向列車は近づいている。
さっさと決死を済ませて乗り込む。
そして根室管内に入り厚床に到着。
厚床は交換設備が外されているが、場内信号機は残っており、閉塞が切られているということが分かる。
昔は木材や乳牛などで賑わっていたであろうか。
しかしすべてが自然に還ろうとしている。
この厚床は既に根室市内であるが、根室まではここから1時間かかる。
10時50分、根室に到着する。
納沙布岬行きのバスは11時発なので、10分しかない。
その間に手早く決死を終える。
(決死モデル:チームY城ヶ崎;電磁戦隊メガレンジャー出身)
バスターミナルは駅の隣に独立した形で建っている。
さっきまで釧路発の列車に乗っていたであろう人たちもそこそこ乗っている。
車窓の両側には根室半島のなだらかな丘が広がる。
「フラリ」「沖根辺」など。どこかで聞いたようなバス亭名がアナウンスされる。
そうだ。これは根室拓殖鉄道だ。
世が世なら「銀竜号」にヨタヨタ揺られていたかもしれない。
さて、11時44分、ついに納沙布岬のバス停に到着しましたと。
折り返しのバスの時間は12時45分なので、ちょうど1時間が納沙布岬を見る時間ということになる。
岬に近づくと、とにかく目立つのが右翼団体の「北方領土を返せ」という碑や看板である。
(決死モデル:チームR園田;仮面ライダー555出身)
せっかくなので灯台の所まで歩くことにした。
これ以上行けないというところまで歩くと、なんと歯舞諸島の島影が見えるのだ。
さて、昼食にしたいのでどこかに寄ろうか。
しかし、どこもかしこもカニラーメンだのカニ定食だのシーフードばかりでかなわん。
ただ、納沙布はそうだろうと思ってあらかじめGoogleマップで調べ、カツ丼が食べれるところを探していたのだ。
その店に入ると「バスに乗るお客さんですか?」やは12時45分のバスに間に合うかどうか、というのがこの店では大切らしい。
カツ丼セットを頼むと、なんとカツ丼に加えラーメンまで出てきた。
相当なボリュームである。
さて、バスで単純往復で戻ることにする。
ただ単に戻るだけでは芸が無いので、戻りは東根室駅から乗ることにしたい。
東根室駅に最も近い月ヶ丘分岐点に13:15に到着し、しばらく歩いて東根室発は13:36なので丁度いい。
昨日、浦河でやったように990円を用意して、支払に手間取わないようにする。
そしてバスの遅れもチェックしていると、だいたい3分程度の遅れ。
結局、月ヶ丘分岐点には2分程度の遅れで到着した。
あとは光洋通りを東根室駅へ歩くだけ。
同じ目的と思しき客がもう1人いる。
向こうは結構歩く速度が速い。
結論を言うとこちらも間に合った。
しかし、撮影の時間は10分も無い。
光線状態もあまり良くない。
(決死モデル:チームY宇崎;獣拳戦隊ゲキレンジャー出身)
程なくして釧路行きが来た。
1両編成で車内は満員。優先席にどうにか座れるといった程度だった。
しかしドコモすら入らない山奥で車中を過ごすのは辛い・・・
東釧路で結講な数の客が下車。
そして釧路の5番線に到着し、1番線のスーパーおおぞら10号に乗り換える。
(決死モデル:トルソーさんのメア;魔法戦隊マジレンジャー出身)
スパぞらは白糠、池田と停車していく。
そうなると音別はどうなるのだろう?
ちなみに、音別町はミロのヴィーナスの形に似ていることから「北海道のヴィーナス」でうりだしているのだという。
そういうことであればぜひ寄りたかった。
そう思ってたらとっくに音別は過ぎていて、豊頃のあたりにいた。
日はすっかり暮れてゆく。
惜しむらくはWiMAXが入らないこと。
そして帯広駅に到着。
(決死モデル:チームP芳香ちゃん;魔法戦隊マジレンジャー出身)
帯広駅前にある帯広市図書館は、20時までやっているというので明日はちょっとダークツーリズム入れてみるか。
ということで、十勝毎日新聞を見せてほしいと頼むと、なんと電子化されているというのである。
これは凄い。
ちょっと十勝にダークのために通いたいほどだ。
さて、資料蒐集が終わったら帯広駅に戻り、夕食は豚丼にすることにする。