御栄転は竹芝桟橋から

本州は高気圧の南の縁にある。
東京は、ほぼ1日曇りで推移するようだ。
最高気温は16℃であると言う。

拝島方面で目が覚めたのは6時ごろ。
とはいっても、なぜかiPhoneが充電ささらない状態になっており、電源を切ってある。
電源を入れると充電は2%しかない。
いよいよもっとダメだと思っていたら、奇跡的に充電できた。
接触が悪いのだろうか。

こういう時に、ワイモバイルのWi-Fi端末を持っていてよかった。
やはり、月に4500円払ってでも、使い放題コースを選んだ方が良いだろうか。

そう思って、ワイモバイルのサイトに入るが、ユーザアカウントがわからないのだ。
携帯と違って、電話番号があるわけでもない。

これは困った…

また、すべての荷物がスーツケースなどに入るから問題であるが、こちらはどうにか入ることができた。

さて、出発の時間が近づいた。
いよいよ出発することにしよう。

果たして、西武線の車内の人となる。
始発駅に近いので、まだまだガラガラであるが、小川を過ぎたあたりからどんどん客が乗り始めてきた。

しかし、こんな大量の荷物を持っているのは乃公おれ 1人だけである。
申し訳ないね…

しかし、拝島ライナーではなく急行なので、小平とか花小金井からどんどん人が乗ってくる。
しかし、高田馬場でほとんどの客が降りてしまった。

そして、西武新宿に到着。

ほどなくして、ぽわんちゃんがやってきた。
さて、いきましょう。

今日は、プリンスホテルの朝食バイキングで一緒に食事することにしていたのだ。
それで、昨夜は24時にお店を閉めてもらったのである。申し訳ないね。
もっとも、昨夜はノーゲスだったというのだが…

そして、地下2階で朝食となる。
一旦ホテルエレベーターを降りて、サブナードのエレベーターに乗り換えなければいけない。
つまり、朝食バイキングの会場は、ホテルとは別のところと言う扱いなのだろうか。

ともかくも、色々と飯をとってきて食べる。
なんだか、こういう場になると、お互いに言葉少なになってしまう。

ぽわんちゃんは「10回噛んで食べたら?」と言う。
花園神社に行った時に、腹を壊して帰った日のことを覚えているのだ。
ぽよキャバでも「よく噛んで食べたら」と言われていたのだ。

さて、いよいよ9時となり、出発の時間が来た。
ぽわんちゃんは、ガード下を西口方面に去っていった。

こちらは、山手線の内回りで浜松町を目指す。
やっぱり乗り換えは無いに越した事は無い。
その山手線には、どうにか渋谷で座ることができた。

そして浜松町で降りる。
竹芝桟橋へは、北口で降りるのが便利だ。
ただし、エスカレーターは無い。

そして、海側にしばらく歩いたら、赤と青のファンネルが見えてきた。
いよいよ、おがさわら丸で出帆の時だ。

さぁ、決死死ようかと思って後ろを見たら、なんと両親と妹がいるではないか。
危ないところだった。
確かに、見送りに来るとは言っていたのだ。

ともかくも、乗船券発行控えを乗船券と換える。
これは、写真に撮っておいて、後で、小笠原出張所の庶務担当者に出すことにしている。

しかし、待合所にはかなりたくさんの人がいる。
人事異動の季節だけに、たくさんの客とそしてお見送りの人がいるのだ。

そして、10時半近くなり、乗船が始まる。
まずは、700番台の乗船券チケットを持った人から。
乃公おれは400番台なので少し先。

そしていよいよ乗船となった。
送迎桟橋には、たくさんの人がひしめいている。
中には「ありがとう先生」などと言う横断幕を出している人もいる。

いよいよドラの音が鳴り、汽笛が鳴って出帆となる。

おそらく、留守を守る転勤者の子供たちだろうか。
「いってらっしゃーい」「バイバーイ」の歓声の中をゆっくりとおがさわら丸は港を離れる。

こちらは、2等寝台に陣取ることにする。
もしかしてコンセントがない?

それはともかく、7回の展望ラウンジで昼食にすることにした。
いつもながらの非常食のわかめご飯と、コンビニのビビンバサラダ。
BGMは、気怠い感じのJ-Pop。

さて、じゃあこの先はiPadに入れた本でも読んでましょうかね。

ところで、iPhoneの充電であるが、残量が4%になったところで、充電器に繋いだら充電をすることができた。
つまり、ギリギリまで減らないと充電できないと言うことなのだろうか。
確かに、ギリギリまで減ってから充電した方が、電池の持ちが良くなると聞いたことがあるが。

とりあえず、三浦半島の先から電波が途切れるので、永井荷風の「断腸亭日乗」でも読みながら過ごすことにしよう。

そういえば、秋葉原に近い千代田区立図書館で、以前借りてきた新田次郎の「火の島」の方を先に読んだほうがいいかな。
これは、青ヶ島のまだ先にある無人島の伊豆の鳥島で気象観測をしていたときのことを描いた小説である。
昭和41年だかに噴火して観測所を放棄して避難をするときの、役人としての葛藤が書いている。
どう見ても異常な地震が続いている。もしかしたら噴火するかもしれない。もしかしたら噴火しないかもしれない。
そんな中で、業務を放棄して全島避難するべきか、それとも観測を維持するべきか。
そんな重い判断をしなければならない、そして気象庁上層部は、その責任を取ろうとせず、危険な仕事や高度な判断を末端に押し付けようとする。

でも、だんだん船が揺れてきたので、ベッドで読むようにしよう。
本当は、展望、
ロビーにいるうちに、自治会長からもらったカップラーメンを消費してしまいたかった。そうじゃないと荷物が減らないので。
しかし、食欲もないので、これも持ち帰ることにしよう。

15時ごろになり、三宅島の辺りを通過する。
ちょっと展望デッキに上がって、社宅の自治会長からもらったカップラーメンでも食べることにしよう。
これで荷物が1つ減る。

そしてまたベッドに戻って「火の島」をまた読むようにしよう。
物語は後半になればなるほど、緊迫感を帯びてくる。さすがは新田次郎の筆致である。

時刻は17時を過ぎている。
日が暮れる前に、太平洋の上で1枚決死をしたい。

デッキに出ると、雨が降っている。
そういえば前線が通過するんだったか。
船だってやたら揺れている。
歩いているだけで船に酔うほどだ。

決死したらまた寝ていよう。
ベッドの中で古川ロッパの日記を読んだりしている。

そのうち、19時を過ぎてしまった。
食堂に行って食べるなら食べることにしよう。
1回ぐらいはこういうのもいいだろう。

そう思ってレストランに行くと、生姜焼き定食は1800円だったり、マグロのトロロ丼が2000円だったり。聞きしに勝る物価の高さだ。

しかし、よくも船は揺れる。
そのうち何かに衝突したような音まで聞こえてきた。

しかし、とにかく船に酔って何もできない。
もうベッドに戻るに限る。
後はiPadの本を読みつつ寝るだけ。
古川ロッパの日記など。

今日の決死出演は4名(累計36名)。

関連するエントリ(とシステム側で自動的に判断したもの)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です