保険の更新

梅雨のシーズンですね。

昼休みになると、職場の1階のロビー付近には保険屋さんのおばさんやおねいさんが蝟集する。
おばさんやおねいさんは平均的にスカートが短く、頭脳労働6割感情労働4割といった面持ちである。
それでも、部外者対応が徹底している今でこそそれほどでもないが、少し前までは昼休みなると事務室にまで入り込んで何やらするのはともかく、休日まで草野球の試合にミニスカートで来て女子マネみたいなことをやっていた50がらみの外交員さんもいたにはいた。随分と体を張っていたものである。

・・・で、自分はというと「契約に関して重要な相談があるので、昼休みに30分程度時間を取ってほしい」という電話があったので、ロビーで話すことになった。
ナチュラルカラーストッキングに包まれたおみ脚が形の良い派手目な美人である。
ラメラメなアイシャドウが光る目元でご契約内容について説明する。

説明内容はさすが呼び出してまでするだけあり、重要な事であり、
「数年後に保険料が2倍以上になり、給付の内容も下がりますので、お見直しを提案させていただきます」
というものであった。
(決死モデルはチームPさくら姐さん。さすがにこの「ご説明」の時に撮ったわけではないですよ)

曰く、高度障害になった時の給付内容がどうたらとかで、障害者手帳3級以上になると給付がどうたらという説明だった。
「ああ。。。 3級以上というと、腕を肘以上で切断とか、足を膝以上で切断とかそんなの以上ということですね
詳しいですね
「あ、いや・・・」

ペンを走らせるその細い手首を見ながら、
その細くて華奢な腕をブラ下げておくには惜しい美人だ。その腕を・・・略
・・・などと目の前のサラリーマンが思っているとは、この派手めな保険屋さんのおねいさんだってよもや思うまい。

まあ、あの、世の中にはいろんな人がいるもんですってね。
ハハハ。。。

 

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