大雨洪水警報の中の欠損バー

3月11日の北朝鮮KCTV「朝鮮の今日」🇰🇵
金属工業は北朝鮮にとって「経済建設の1211高地」なのだという。
1211高地とは金剛山の近くにあり、朝鮮戦争で米軍の攻撃から守り抜いてその後の戦闘を有利に進めることができたと伝えられている場所。
かと思えば平壌の中心部、大同江の河岸に聳え立つ人民大学習堂には「先進科学技術展示場」があるのだという。
別にソ連のВДНХのような大々的なものではなく、ちょっとした売店のような所らしい。

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旅行先枯渇

3月5日の「조선의 오늘」(朝鮮の今日)より🇰🇵
青年同盟絡みのニュースで、南浦市(日本で言えば横浜や神戸のような外港都市)の140名余りの青年が農村に進出ということだが、「進出」って何だ?例の旗振りのことか?
そうかと思えばホームページへの投稿より。
「白頭の血統」の支配に脅威を与えない限りにおいてはある程度の言論の自由はあるようで、「女性歌手の舞台を設けてほしい」「映画を呼んでほしい」などのリクエストをしている。

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九州ブルトレ並みのアイランドホッピング

伊豆七島をアイランドホッピングしながら神津島へ向かう東海汽船の中は基本ヒマ。
暇なので北朝鮮の手話辞典読んでた。
訳に自信は無い。

金策製鉄連合企業所に関する報道🇰🇵
金日成の忠実な部下であった金策の名を冠したこの製鉄所は北の果て清津にある。
そうかと思えば「北朝鮮の東工大」金策工業総合大学は平壌にあり、金策市は咸鏡北道の金策の出身地・城津郡を改名して誕生した。
事務室には偉大なる首領様のお言葉。
ちなみにこの製鉄所自体は日帝時代からあり、それをそのまま北朝鮮が運営しているもの。
こうした日帝時代のインフラが北朝鮮に多く残っており(水豊ダム等)、戦後の一時期は南朝鮮より経済状態が良かった時期もあったにはあった。

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恋に狂う春

2月18日の北朝鮮KCTVニュースより🇰🇵
あいかわらず青年同盟は各地の企業所で旗振って応援中。
でもお衣装にもこだわってほしいなんて言ったら男性目線のどうたらとか言われる色々めんどうな世の中だけど…
ところで最近の各都道府県警察の音楽隊のカラーガードのスカート随分長くなってないか。
膝が出る程度までになってる。
一昔前まで、上半身は重装備なのに下半身は危険水域レベルまで短いスカートとかどこの警察音楽隊でも普通だったのに。

国際ニュースはといえば相変わらずコロナで、今回はスロバキア。
スロバキアは北では「슬로벤스꼬」(スルロベンスコ)、南では「슬로바키아」(スルロバキア)。
また、ギニアでエボラウイルス発生のニュースも。
ちなみにギニアも北では「기네」(ギネ)だが、南では「기니」。

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果てしない大空と広い大地のその中へ

2月11日の北朝鮮KCTVニュースより🇰🇵
朝鮮労働党中央委員会第8期第2回全員会の決定について20時のニュースの半分以上の時間を割いて各分科協議会の討論結果を報道する。
地方では朝鮮労働党第8回大会の決定を貫徹しましょうという宣伝扇動活動。
慈江道の縫製工場でも歌を歌いながら宣伝。
作業中に傍で歌われる女工さんたちは何を思うだろう。

そして世界のコロナニュース。
北朝鮮でスペインは「에스빠냐」(エスパニャ)と呼ぶ。
ちなみに南では「스페인」(スペイン)。
そして例によって「世界の自然災害ニュース」。
北朝鮮にしてみれば他国の不幸を自国民に見せ、決して失政を責めるわけではないという忖度なのだろう。
ちなみにモロッコは北朝鮮ではフランス語表記(Maroc)に従い「마로끄」(マロック)。
南では英語表記に従い「모로코」(モロコ)。

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