正常な人の旅行

今日の東京の天気は、かなり暑いですが曇りがちです。午後の気温は約36°Cまで上がり、体感温度は42°C以上になる可能性があります。湿度が高いため、蒸し暑さが続きます。午後から夜にかけては、雲が多く、降水確率は低いですが、夜遅くになると局所的な雷雨が発生する可能性もあります 。

竹芝桟橋へ向かうおがさわら丸の2等寝台で5時台に目覚める。

しばらく「大下弘 虹の生涯」を読んでいる。
最初の方から読み直しており、戦後の混乱期、明治大学予科に復帰したが、レギュラーを上級生に占有され練習をさせてもらえるあてもなく、職業野球のセネタース結成に心動かされるあたり。

ところで、八丈島に近づき電波が入ったのか、SMSが1件入っている。
직맹関係で支部長会議に出られなくなったと。
やむからぬ事情なので、これは了承するしかない。

8時を回ったので起きて朝食にしよう。
4階のレストランで1,000円の洋定食A。
食券を買う時、メニューを見て迷っていた女性客2人を追い越して、食券を買ったら、その女性客が嫌そうな顔をしていた。

そして7階のラウンジに行く。
電波はたまに1本か2本立つ。八丈島と三宅島の中間ぐらい。

台風のうねりで、船は結構揺れている。下を向いて本を読むのはそう。
長くは続けられない状況であるが、読める限りは本を読んでいることにしよう。

長いこと積ん読になっていた「復権 池永正明35年間の沈黙の真相」を読むことにしよう。
池永自身は既に亡くなっているが、この本は存命中の2005年に出されている。

この本の筆者は、池永自身の「もう許してほしい」という言葉に着目する。
永久追放の理由となった八百長が冤罪というのであれば、あくまで「八百長をやっていない」と言うはず。
それを「許してほしい」と言うのは、何かをやらかしたという自覚はあるということのはずだ。

まずは「黒い霧事件」の経緯についておさらいをしている。
この本の中では〈N〉としているが、西鉄ライオンズの永易将之の八百長が発覚したところから。

そしてこの〈N〉は「八百長したのは自分だけではない」と暴露する。
ここで与田順欣・益田何ちゃら・池永正明・船田和英・村上公康・基満男などの名前が出てくるわけだ。
そういうタイミングで池永は酔っ払い運転で自損事故を起こしてしまう。もともと素行は良い方ではなかったようだ。

昭和45年のシーズンが始まり、西鉄対東映の試合で東映の大杉が西鉄のボレスを乱闘でブン殴ったのは、ボレスが八百長に誘われたのを球団に報告したからではないかという噂があったという。
もしその噂が本当であれば「カスミ草」大杉は八百長にドップリ浸かっていたということになるのか、はたまたありもしない八百長などといちいち吹聴するなということだったのか。
いずれにしろ、今どの文献でも大杉勝男と八百長の関係は一切取り沙汰されていない。

このように池永の野球人生は絶たれてしまい、福岡でバーのマスターをやるに至った。

1998年に、下関のデパートで「剛腕故郷に帰る」という展覧会をやったときに、池永の復権運動が起こる。
18万名の署名をコミッショナー事務局に提出するが、結局それは却下される。
球界に池永復帰に猛烈に反対する動きがあったと本書では結んでいる。

コミッショナー事務局の理由としては、「復権を許してしまうと、プロ野球の倫理が保たれない」というものであったが、反論として「野球賭博や少女のわいせつなど不祥事は相次いでおり、野球界の倫理が確立されたなどとは言えない」と言ってもダメだった。

そもそもなぜ池永が永久追放されるに至ったか。
それは、先輩の田中勉に100万円受け取ってくれと頼み込まれたから。田中はルーキーだった池永にプロ野球をいろはを教えてくれた大恩人だ。
結局100勝以上挙げることとなる田中はこの時点で西鉄から中日にトレードされていたが、肩を壊していた上に賭博で1000万円以上の借金があり、首が回らない状態だったという。
暴力団側としても賭博を成功させるにはエースを抑えておく必要があり、田中勉であれば頼み込みやすいという思惑があったようだ。

そこまで読んだところで12時回ったので昼食に行くことにしたい。
4階のレストランは長蛇の行列だ。
その長蛇の行列で待っていると、前にいる外国人家族は盛んにスキンシップをしている。
10代とおぼしき1分丈のスパッツを履いた娘さんは黒人っぽいが養子だろうか。

ともかくも麻婆豆腐を食べる。
おがさわら丸の麻婆豆腐は最近の中華にありがちなシビレ辛さは無いが、少し味噌味っぽい。

その後、iPadを取りに行きがてら、歯磨きと鼻うがいをする。
感染対策は徹底することにしたい。

そして6階のデッキに出て、電波の出るところで日記をつけたりする。
すでに房総半島の見えるところにいる。

しばらくiPadでメールを確認するなど。

そのうち東京湾の真ん中で電波の弱い所に来たので、シャワーを浴びることにする。

シャワー室に入って気づいたのだが、パンツを忘れた。まあユニクロに寄って買うしかないだろう。
シャワーを浴びてたらもう羽田空港は過ぎていた。

そういえば6階の売店でおがさわら丸55周年の金色のギョサン略してキンギョを買ったので、今まで履いてきたギョサンは捨てることにする。
とにかく捨てれるものはどんどん捨てていく。

あとはもう下船の準備をするだけだ。
荷物をリュックにまとめる。

そして15時17分ごろ、7階の金持ちからの下船が始まる。
そして15時20分下船する。

いよいよ竹芝桟橋に到着。
浜松町駅へ向かう長い行列に従って歩いて行く。
向こうには東京タワーが見える。

浜松町駅からまず東京駅に行くことにしたい。
というのは、永年勤続表彰の副賞としてもらった旅行券は駅の窓口では引き換えることができず、旅行会社でしか引き換えることができないのだ。
そして、土曜日にっている窓口と言えば、JTBの東京中央支店などしかないようなのだ。

山手線か京浜東北の早く来た方に乗ろうと思ったが、京浜東北線の南浦和行きが来たので乗ることにする。
ちなみに、浜松町駅の京浜東北線のホームにはまだホームドアがない。

改めてGoogle マップで調べると、有楽町にあるJTB有楽町トラベルゲートも今日ってるようだ。
なんだかこちらの方が近そうなので、こちらに行くことにしよう。

有楽町駅で降りるとストリートミュージシャンが演奏しているが、なぜか忍たま乱太郎のテーマ。

そして、有楽町の百果園は潰れてしまった。
ただし隣の中華料理店は今でもっている。

そして有楽町トラベルゲートに。番号札は606番。
なんでも30分〜1時間待つという。

待ちがてらTwitter見てると、フワちゃんは芸能活動を休止。篠原ともえみたいなキャラ変できる蓄積があるかどうか。するなら英語力を活かすとか?迷惑YouTuberになるとか?
男性の体臭が苦手だとツイートした川口ゆりというフリーアナウンサーも契約解除と。まあ体臭に関してはごめんなさいって感じだけど契約解除までする必要があるのかどうか。
しかし、顔見てみると40歳ぐらいなのかと思ったら29歳だと。

ともかくも順番が来たので切符の申し込み。
東武とぶてつの乗車券は買えないんだと。
どうせ30,000円の旅行券なので、幾許か余るだろう。その分は旅行券にでもするしかないか。

そのうちに係がやってきた。
もう14日の北陸新幹線は取れないのだと言う。
仕方がないので、そちらは自由席で頼むことにする。
で、問題は13日の只見線なのだが、よく確認してみると、磐越西線と上越新幹線経由ではないか。なるほど、健常者であればそんなルートなのだろう。
しかし只見線であることを言うと、今度は2000円ぐらい安くなってきた。
そんなに安いかと思って、よく確認してみたら、会津若松からではなく、会津柳津からであった。つい大きな声が出てしまった。

その後、かなり時間がかかっている。
係が2人、あーでもないこーでもないと協議している。
どうやら、金沢まで発券できないらしい。
仕方がないので、直江津で切ってもらった。
でも予定表を確認したら、直江は8分停車で、15分停車の泊で切るようにすればよかっただろうか。

旅行券の方であるが、結局総額が2万いくらで残りを旅行券に換えることはできないようだったので、別の機会に使った方がいいですよということになった。

JTBの窓口でよくわかった事は、このような窓口はあくまで正常な人を相手にしているということであった。
只見線だのほくほく線だの、そんなルートを通る客は、相手にしていないということである。

さて、次は欠損バーに急ぐことにする。もう17時半も過ぎている。

有楽町からだと、日比谷から千代田線で、国会議事堂前まで行き、丸ノ内線に乗り換えることにしよう。
しかし、日比谷線の乗り場の方が近かったので、霞ヶ関まで行って、そこで乗り換えることにしよう。

果たして霞ヶ関に行くと、次が方南町行きである。
欠損バーに行く時は、方南町行きによく当たる。

そして新宿御苑前。夕食はゴーゴーカレーにしようと思ったが、そういえば金沢に行くんだった。
であれば、今食べることもあるまい。

ということで「華火」でこんにゃく麺を食べることにする。

そして、セブンイレブンでリステリンとパンツを買って、欠損バーに行くことにする。
欠損バーには、すでに伊東さんがいた。

プロ野球の話。伊東さんは子供の頃は家が産経新聞をとっていたので、アトムズのファンだったらしい。
はんぺんちゃんも、ヤクルトファンだと言うので、タマリスポーツでアトムズのレプリカユニフォームを誕生日プレゼントとしてあげることにする。
背番号とネームは、ペピトーンの5。
しかし、はんぺんちゃんがペピトーンを知っていたとはびっくりだ。

あとは色々な話。

22時に欠損バーを出てPOWANへ。
22時半にママが来ると言ってたのに来ない。
どうしたのかと思ったらすぐに来た。どうやら横浜スタジアムまでベイファンの人と試合を見に行っていたのだという。
ちなみにヤクルトに負けたという。でははんぺんちゃんは喜んだだろう。

店では他の客が浮気がどうたらとかいう話。

それと野球の話も多少。新しく入ったたけO君は、幕張の近くで、中学校の頃は当然のようにロッテを応援していたらしい。
オリオンズの頃からのロッテファンとしては隔世の感だ。

また、20年前はあのカリスマ義肢装具士さんにフェチとして目をつけられてたんじゃないかと心配していたという話。
ひなちゃん(ぽわんちゃん)は、「そんなの友達が欠損なので興味があったって言っとけばいいんだよ。私とmarkarさんで守ってあげる」と。ありがたいね・・・

それで0時過ぎまで。

あとは快活に行って寝ることにしよう。
ブランケットはもう無いという。それでは冷房に当たって凍えそうだ。

今日の決死出演は4名(累計8名)。

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