強い低気圧が東に過ぎ去っていった。
(回顧録:2022年9月19日記す)
思うところがあって、海上コンテナが見たくなり、苫小牧東港に行くことにした。
そして、千歳線で苫小牧まで行き、苫小牧から日高線に乗って浜厚真という駅まで。
浜厚真は、車掌車を改造した無人駅であった。
ここから、荒涼とした平原を、遥か向こうに見える工業地帯を見ながら歩くのである。
向こうには、苫小牧火力発電所があった。
しかし周囲には何もない。工業用地としていくらでも開発が効きそうなものであるが、現在の経済状況ではなかなかそういうのも進まないのであろう。
ともかくも、苫東で見つけたコンテナたちを。
さらに向こうにはクレーンも見える。
そして、なおも歩いていくと、厚真街道踏切と言う踏み切りがある。
だんだん、家々が増えてくる。
どうやら、勇払の市街地に近づいたらしい。
住宅地に入ると「勇払会所の跡」などといった文化財もある。
この辺は道南バスも苫小牧駅に行くバスを1時間に1本程度走らせているようである。
つまり、苫小牧市内でもそれなりに有力な市街地として位置づけられていると言うことであろう。
JR北海道も、この辺ぐらいまでだったら苫小牧市内の都市交通として位置づけると言うわけにはいかないのだろうか。そういうのは安易に考えすぎだろうか。
兎も角も勇払駅へ。
勇払の駅舎はブロック造りのそれなりに立派な駅舎であるが、今は無人駅である。
そして、駅舎からホームまではかなり離れている。
まるで炭鉱の駅のように貨車でひしめいていたのだろうか。
しかし、現在は交換設備も取り外された棒線駅である。
そして、苫小牧行きで苫小牧に戻るが、苫小牧の駅と言うのも、人口では室蘭以上の大都市であるにもかかわらず、ほとんど何もないような状態である。
後は帰るだけ。