そういえば「切断ヴィーナス」の2が出てからもう1年が経とうとしている。
そういえば、「切断ヴィーナス」が出たのは、2014年のことだった。
自分は北海道支社の3年目だった頃である。
その時に撮っていた写真を見る限りでは、自分が「切断ヴィーナス」を買ったのは、2014年6月1日、札幌駅前の紀伊国屋書店だったようだ。
その日は日曜日であり、札幌も初夏の晴れた日で、松葉杖をつきながら、札幌市内をそぞろ歩いていたようである。
会社で草野球の試合に駆り出され、レフトの守備でファールフライを追っていて膝を怪我したのだった。
それで退いていればよかったのだが、9人ギリギリしかいないので無理に打席に立ち、適当に三振して凡退しようと思ったら、そんな時に限って真ん中のいい球が来るのである。
結局2塁打コースの当たりを打ち、1塁まで到達したところで代わりの人が車できたので、そのまま代走に出てもらった。
札幌市電の車内とか、喫茶店でニュースを見ていたような写真が残っている。
まだまだ欠損バーなんてなかった時期である。
切断女性への想いのやり場と言うのは、甚だ迷惑ながら彼女たちにも向いていた。
そして、駅前の紀伊国屋書店に行って、男子中学生のエロ本でも見るような心境で、「切断ヴィーナス」を本屋の書店員さんに出したのであった。
そうして考えると、欠損バーの出現と言うのは、フェチとしてのQOLをいやが上にも高めたといっても過言ではない。
ところで、昨年出された「切断ヴィーナス」の第二弾であるが、実はまだ買っていないのである。
何ていうか・・・ 今のところどうでもいいかなって。
こんなフェチに買われても迷惑だろうし・・・
そんな「私的devotee史」の水曜仕事。