ふた昔ぐらい前の「MOON BASE」の頃と違い、現在は四肢欠損・切断の女性が積極的に表に出てきてくれる時代になった。
その最初が、義肢装具士の臼井さんや写真家の越智さんが中心となっている「切断ヴィーナス」。
2015年からは、これとは別の流れから欠損バーがオープンし、もう一つの比較的大きなカレントとなっている。
ここでまた、それとは別の流れができるようになったのではないだろうか。
切断ヴィーナスでも欠損バーでもない「第三の道」というか…
(「第三の道」とは、元々は産業革命で弱肉強食の自由主義の道を突き進んだイギリスが、その反動で労働組合が活発になり、福祉的な部分が充実した結果国の予算を食い潰したり、主要インフラがストで動かなくなったりなど知れしまったため、極端な資本主義でも福祉主義でもない再三の道を歩みましょう、というもの)
バリアフリー系の雑誌である「ココライフ」が、障害者による芸能プロダクションを設立した。
こちらは欠損・切断に限らず、様々な障害者が集うことになる。
その所属タレントによるカフェイベントを今日、北品川でやるというので行くことにしたのである。
義足の柊子ちゃんも出るというので。
ということで高田馬場で西武新宿線から山手線に乗り換える。
新宿から座ることができた。
そして品川で京急に乗り換える。
「駆け込み乗車は迷惑ですよ!」
なるほど、これが京浜急行である。
そして、快速特急を1本やり過ごし、文庫行きの各駅停車の中の人となる。
そして次の駅が北品川となる。
北品川はシンプルな対向式ホームの駅である。
通過列車が何本も通過する。
京急は快速特急優遇で各駅停車が徹底して冷遇されている。
大体にして、ターミナル駅で4両編成なんて京急ぐらいではないだろうか。
跨線橋を渡って改札を出るのだが「大金を持って待ち合わせの方は伝言がありますので駅員にお申し出下さい」と。
そんなに無視できない数いるもんなのか。
ただ、こうした特殊詐欺対策が功を奏した結果、より「コスパの良い」ルフィ強盗団みたいなのが出現するようになったというのは皮肉である。
さて、それはともかく目的地を目指しましょう。
会場は、歩いてすぐの所にあった。
オープンテラスなのか会場に入り切らないのか、それなりの人数の人が、車道にはみ出す勢いで集まっている。
男女比は2:8か1:9ぐらいで女性が多い。
乃公なんかいて大丈夫か?
最初は、視覚障害の女性シンガーのライブ。
客は店の外のテラス席的な所から聞く。
ところで飲食の注文はどこで?
まあ追い追い分かるだろう…
そのライブ演奏が終わったところでご歓談タイム。
いくら柊子ちゃん目当て出来たからと言って、柊子ちゃんばかり追いかけて他のスタッフさんを蔑ろにするような態度は印象が良くないだろう。
ということで、近くのスタッフさんと話す。
田中裕子似の和風美人の車椅子の女性はyou→kiさんといい、脳性麻痺なのだそうだが、一般的にテレビなどで見る「脳性麻痺」というほど全身動けない訳ではないようで、何となれば車椅子なしで歩けない訳でもないらしい。
また、韓国好きで韓国語もある程度できるという。
そしていよいよ、柊子ちゃんと話す機会ができた。
柊子ちゃんはこちらを認知してくれていた。
しかし、柊子ちゃんは特に気持ち悪がるそぶりも見せずウェルカムしてくれた。
また、非常に精巧な筋電義手の男性もいたが、随分司会慣れしていた。
曰く「講演もよくするが、小学校や中学校みたいな義務的に聞かされるような講演は行かないですね」と。
色々話すことができ、心置きなく小笠原出張所に飛ばされることができるというもの。
さて、来意は果たしたので帰途に就きましょう。
どうせなら、昨日開業したばかりの幕張豊砂駅も見て行こうか。
ということで、品川から山手線に乗り有楽町へ。
有楽町から、京葉線乗り換え用の札をもらって、東京フォーラムの下にある東京駅京葉線ホームへと行く。
京葉線が通っている通りは「鍛治橋通り」というのだという。
ちなみに、有楽町駅前で決死した時、人が写り込んでいたので何か言われると思ったが、特に何も言われない優しい世界。
「お前今撮ったろ!」みたいな面倒なこと言う人じゃなくて安心。
ともかくも京葉線の東京駅へ。
この時間は快速は全然走っていないようで、各駅停車だけ。
17時32分の蘇我行きに乗って行くことにする。
京葉線はどんどん日が暮れてゆく。
すっかり日が暮れたところで幕張豊砂に到着。
向こうには幕張電車区が広がっている。
想像していた島式ホームではなく、上り線は嵩上げして、まるで千代田線の根津〜町屋のような二層式になっている。
山手線の渋谷のように、横に拡幅工事をするわけではなく、線路を上に持ち上げたようだ。
そう思って上りホームに行くと、府中本町行きが来ると言う。
ということは、八柱までダイレクトに行けるということ?
でも今日の夕食はすた丼にしたいので、新習志野で降りることにする。
そして駅前のバス乗り場でバスを待つ。
向こうにはZOZOTOWNの倉庫の従業員送迎バスが到着する。
しばらく待っていると、津田沼行きが来た。
その津田沼行きのバスに乗ったのは良いのだが、渋滞でまるで動かない。
単に津田沼に行きたいだけなら、さっきの府中本町行きに乗って、西船橋で乗り換えていれば、よほど早く着いたかもしれない。
ともかくも、津田沼に到着した頃には19時近くになっていた。
そして、自由通路を渡って津田沼駅の表口へ。
そして、津田沼のすた丼へ。
府中本町行きでそのまま八柱まで行っていればクリーニングも回収できただろうに、それを蹴ってまで食べるすた丼である。
おそらくしばらくはすた丼を食べれないかな・・・
その後、新津田沼のイオンモールの中のタリーズでブログ書きつつ一休み。
そして、閉店時間になったので、新京成線の中の人となる。
北習志野あたりまでは混んでいたが、だんだんガラガラになってくる。
そして最寄駅で降りて帰宅する。
まだ部屋の中は散乱としている。
もう3月も下旬だと言うのに。
さっさと風呂に入ることにしよう。
そして、例によって、風呂で1時間位過ごす。
風呂から上がり、副産物ブログをやってしまう。
明日は出勤なので、さっさと寝ることにしたい。
ここまでの決死出演は6名(累計20名)。