かれこれ2年前の10月に自宅サーバーを閉じてからというもの、データのバックアップに苦労していた。
たまたまハードディスクがクラッシュしなかったから、今までどうにかしのげてきたが、もしハードディスクがクラッシュしたら、泣くに泣けない思いをすることになる。
それで、NASを導入することにしたのだ。
それを思い立ったのが、昨年の6月のことである。
最初は、ハードディスクを2つRAID1で並列に繋ぎ、どちらかがクラッシュしたら次々と交換していくことを前提として、NASキットを買ったのであるが、どうあがいてもうまくいかないのである。
もののホームページによれば、NASキットとハードディスクは相性があるのだそうで、そのNASのメーカーのホームページを見つつ、ハードディスクを新しいものに変えたのだが、それでも相性が悪い。
どうも、その公式ホームページにあるバルク品のハードディスクが秋葉原のヨドバシにはないのである。
だから、ありものを買うしかないのだ。
それで、ハードディスクを付け替えてまた設定してみても、全然動かない。
まさか、適合するまで次から次えとハードディスクを買ってくるわけにもいかない。
一応、Pingを打てばそれは通るのだが…
いずれにしろ、OSはWindowsではない普遍性のない何かのようで、そうなると説明書通りに設定してうまくいかない以上は、どうにもならないのだ。
そのまま、半年以上放置することになった。
今でも、外気温同然の居間でNASの筐体はカタカタ動いている。
皮肉にもそれが保温効果になっているのかも知れない。
しかし、この状況を放置しているわけにはいかない。
ここに、NASの設置を断念することを宣言しようと思う。
では、今後どうするか。
現在、以前使用しており予備用に取ってあるLet’s NOTEを起動して、それにハードディスクをつないで使うことにする。
外から見ることができれば最も理想であるが、現在立てているApacheは、パスワードを設定をしていない。(httpd.confで設定すればいいのだろうが)
だから、ルーターのポートには、穴を開けないで、イントラサーバー的に使うしかないだろう。
ともあれ、このことで荷物をまた1つ減らすことができそうだ。
それなりにIT的な技術力はあるつもりではあったが、やはり相性問題の前には勝てなかったようだ。
ここまでの決死出演は1名(累計22名)。