義体発達史

義足の方はインテリジェント義足やC-legで、大腿義足でも普通の歩容と変わりない歩き方をすることができるようになった。

かたや、義手はと言えば筋電義手の開発が進んでいるものの、前腕義手に過ぎず、米軍が肩からの筋電義手の開発はしているが、まだ重くて低機能という状況。

可視義眼の開発

「見ることのできる義眼」の開発が進み、白黒で低解像度の時代から、晴眼者とほぼ遜色ない視力を回復することができるまでに回復することができるまでを設定。

ただ、視覚を回復することができるまでに、嗅覚や味覚も回復することができているのではないだろうか?と思ったり・・・

(そうすると、「八木橋裕子の物語」の「食事会」のストーリーが成り立たなくなるような気がする)

「義体」の嚆矢

初期の義体は、相当低機能なものだったのではないだろうか。

義体になるのが本当に嫌になるような代物であったのには違いない。

機能的なこともさることながら、「給電」が主要な問題になってくるであろう。

また、脳だけは生体なので「酸素」「糖」の補給も重要なマターである。

そのあたりの設定。

ただ、義手・義足・義眼まで実用化されれば、それらと脳をつなぐだけの義体までにはどんなハードルがある?

脳とのインターフェースとか?

義体技術の向上

おそらく「八木橋裕子の物語」はこの辺りの時代になるかと思う。

 

「部分義体」としての義肢

全身義体がメインの時代になれば、義肢は「部分義体」という扱いになるだろう。

このパラダイムシフトの後、部分義体はどのような状況に置かれる?

「再生医療」という選択肢

義体技術がここまで発達しているのであれば、iPS細胞やらSTAP細胞による再生医療だって相当に実用化されているのではないだろうか。

患者であればだれでも、義体化より再生医療の方を選択したいはず。

何らかの理由で再生医療が不可能な患者だけが、義体化を選ばざるを得ないのだろうが、さてその理由とは?

生体を超える義体

そうなったらそうなったで発生する問題。

21世紀初頭には、オリンピックで既にそのような問題が発生している。

また、どこに異常が無くても「義体化する権利」という問題が発生するのではないか。義体は老化しないなどの理由から。