異常者に戻る時

恐らくは日本語圏の子供を持つ家庭でで知らぬ者は無いと思われるアンパンマンのマーチをもしaikoが歌ったらこんな風になるだろう、と。

さて、うちの甥っ子もすっかりアンパンマンを卒業する年頃になってしまったが、自転車で遊んだり遊園地でゴーカートに乗って遊ぶ。
セルフィーで自撮りをしたら、これまでにない良い顔だった。
ああ、自分でもこんな顔ができるのか。

時間が来たので、駅まで送ってもらうことにした。

「いっぱい遊んでもらってよかったね。ほら、おじちゃんにバイバイして」
「おじちゃん、もう帰っちゃうの?」
「また遊ぼうね」

そして電車の中の人となった。

「ビーッ!」という近鉄のクラクションの轟きと共に名阪乙特急は近畿日本名古屋を目指す。
車窓には四日市の工業地帯が広がる。
決死モデルチームPウメコ

ついさっきまでの「優しい伯父さん」から、「手足の無い女の子が大好き」な限界異常性癖者の顔に戻る。

特急は木曽川の鉄橋を渡り愛知県に入る。

だんだん景色がギャーギャーみゃーみゃーしたものに変わり、米野の電留線を過ぎると終点に近づき、降りる準備をする。

そして近畿日本名古屋に到着する。
決死モデル:チームTフジアキ

ここから地下鉄東山線に乗ることにする。
名古屋の地下鉄のマークは、トンネルと名古屋市章の末広がりの「八」の意匠となっている。
地下鉄という大都市的で近代的なシステムにあって、昔ながらの伝統が息づいているのはエモい。

例えばソウルの地下鉄の「東廟前【トンミョアプ】駅」のような。

それはともかく、しばらく歩いて地下鉄の駅へ。
「名古屋」と大書してある伝統の駅名標の駅から、隣の伏見で降りる。

伏見駅の7番出口から上がって、少し歩いた所に名古屋のフーターズはある。
決死モデル:チームWB嵐山

鳴り物入りで日本に登場したフーターズも、一時期は大阪や福岡に店舗を展開していたが、今では地方店舗は名古屋にしかない。
それも、名古屋店は日曜日以外は夕方からしか営業していない。
これもまたなかなかに不景気な状態であるが、今日は日曜日なので11時から営業している。

末永い盛業を祈るばかりである。

「Welcome to Hooters!」という掛け声とともに店内へ。

昼下がりだけにガールは1人しかおらず、数組の客ものんべんだらりと競馬新聞を読んでいたり、ドラゴンズ戦を見ていたりする。

「何にしま『す』?」
どこの国かはよく分からないがハーフ系でムチムチ半ケツのフーターズガールが注文を取りに来るが、微妙に名古屋弁のアクセントである。

この名古屋店は、ハードロックカフェを居抜きで買った物件なのだというが、広すぎるせいか冷房の効きが悪い。
・・・と、「うちわ、つ『かいます』?」と、やはり名古屋弁のアクセントでフーターズの銘の入った団扇をくれた。

さて、名古屋らしく手羽先・・・ と言いたいところだが骨が面倒くさいのでボンレスウィングを食べた所で店を出る。

そしてアカミソさんも仕事中だし、名古屋での用件も無くなったのでさっさと新幹線で帰ることにする。

「自撮り棒はやめましょう」という広告が出ているが、フェチ的な観点でいえば、DSD(両腕欠損) の発生原因はその大半が「感電」によるものである。
だからむしろ、特に女性はいくらでも自撮り棒使って感電して両腕を失ってほしい。
・・・と思ったけど、やっぱり鉄道事業者や他の乗客に迷惑なのでやめましょうね。
決死モデル:チームTレナ

さて、名古屋からの「のぞみ」はノンストップで東京を目指す。
車内のWi-Fiは余りつながりが良くない。

そして品川へ到着する。
品川と言えば・・・

一度、ブルーボトルコーヒーに行ってみようか。
新幹線のホームの真上の、港南口に近い方にあった。

さて、品川駅の乗降客を睥睨してみようか。

・・・と、「下を歩くお客様のスマホでの撮影は御遠慮ください」と書いてある。
やっぱりそういう客はいるらしい。
決死モデル:チームPさくら

あまり良い子はマネしてはいけません。

 

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